制作実績

【インタビュー】六角えんぴつさま

制作物:『エーテルグライダー』宇宙船駒 他

作品名:エーテルグライダー

会社・サークル名:六角えんぴつ

蜂月さまインタビュー


インタビュー

蜂月 : 中~重量級のゲームは、どうしても場の情報量が多くなりがちですよね。
コンポーネントの種類も多くて、ひとつひとつ説明書と見比べながら遊んだり・・・そういうところも楽しいんですけどね!

蜂月 : 『エーテルグライダー』は、様々なチップが置かれたボード上を、各プレイヤーの「宇宙船駒」が縦横無尽に移動するゲームです。
各プレイヤーの宇宙船駒の位置が重要なゲームなので、どこから見ても解りやすいよう、立体的な駒が必要でした。

盤面上で存在感が出るように、視認性と立体感にこだわった駒を作成しました。

蜂月 : 通常版では宇宙船型の木ゴマを採用していて、こちらも十分見やすいのですが、
アクリル製の駒を使用することで、宇宙船駒だけパッと見の印象が他の駒と大きく変わるため、ゲーム中に必要な情報がより探しやすくなると思います。

設計にあたり、「小さいのに、扱いやすくて、目立つ」そんな駒はできないものか、と考えていたとき、以前から何度かお世話になっていた「ツークール」(現在のスサビクリエイト。以下、スサビクリエイトと表記)さんに相談してみよう、となりました。

過去に同様の考え方でアクリル製の「小型・薄型スタートプレイヤーマーカー」を作っていただいたことがあって、その時の構造を応用できると思ったんです。

蜂月 : このマーカーが初めての注文でしたね。
当時、薄型の台座で作りたいという構想はあったものの、どうやって形にすればよいか解らず、アイデア止まりになっていたんです。
知り合いのゲーム制作者さんに相談したところ、「スサビクリエイト」をご紹介いただきました。

技術力があって、設計もやってくれる。自由度の高いスタジオだと聞いていたのですが、こんな形はできますか? と相談したら、完璧な構造で仕上げてくれたので感動しました

「ゲームの邪魔にならない小ささ・自立による存在感と安定感・分解せずに箱に入れられる薄さ・ずっと使える丈夫さ」
こちらが欲しかった要素をすべて満たした仕上がりでした。
ぜひ多くの方に使ってほしいと思い、『こちら異世界転生局』では、内箱にこのマーカーを入れられる専用のスペースを用意したほどです。

内箱に用意されたマーカー専用スペース。
遊んでいただく方への心遣いが感じられます。

蜂月 : 組み立て式・自立式の駒は便利なのですが、プレイするたびに台座から外さないと片付けられないモノも多いですよね。
この構造の駒は高い視認性を備えつつ、そのまま片付けられる薄さなのが、特に気に入っている点です。
お買い上げいただいた方からは「別のゲームでも使っています」という声もよく聞きます。


蜂月 : スタPマーカーの時は透明素材でしたが、今回のエーテルグライダーの宇宙船駒は、各プレイヤーの色が付いた素材を使いたい。
そう相談したら、すぐにアクリル板のカラーサンプルを手配してくれたのもありがたかったです。

蜂月 : 「スサビクリエイト」さんの品質には、コンポーネントとしての使用を想定した独自のノウハウが詰まっているので、信頼感があります。

「個体差やハメ方によっては、台座部分が破損する可能性がある」ということは事前に伺っていたので、
念のため対応の準備はしていたのですが、破損報告は非常に少なかったです。
かなり数も出ていたし、とても固めに作ってもらったので覚悟はしていたのですが、実際に交換対応したのはそれぞれ数件程度でした。
それだけつくりが良かったということですね。


グッズ以外にも、イラストの制作をお願いしたこともありましたね。
『異世界ギルドマスターズ』の拡張用の駒を考案中、たまたま当時見せていただいた商品のアクリルスタンドに描かれていた、ドット絵のドラゴンがカッコよくて。
「あ、今ちょうどこんな感じの絵、欲しいんですよね」と気軽に言ったら「できますよ」って返されちゃって(笑)
じゃあお願いしちゃおうかな、と。

「スサビクリエイト」さんからいただいたイラストを元に、自分が駒の形状と図柄をデザインして。
また「スサビクリエイト」さんがそれに合うカラー素材を提案してくれて。

イラストの面でもお手伝いさせていただきました。

蜂月 共同制作のように手厚く進めていただけたので、とても助かりました。
アイデアが形になっていくのを見るのはワクワクしますね


蜂月 : ありがたいですね・・・!今後も増産や新作の際は、頼りにさせていただきます!

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